はじめまして。ご覧いただきありがとうございます。
気づけばすでに人生折り返し地点を過ぎていました。
これまでの半生は、自分がしたいように行動するよりも、受け身で過ごす時間が圧倒的に長かったような気がしています。
そもそも自分のしたいことや感情をしっかり自覚すらできていないことに、十数年前に一度気づきましたが、当時は日々の出来事に忙殺されるまま見てみぬふりをしてしまいました。
いや、見て見ぬふりをしたのではなく、当時の私は自分自身に正面から向き合う術を持っていなかったのかもしれません。
仕事は多忙を極めていたものの、幸いなことに仕事そのものや仕事仲間には恵まれ、人間関係では大きな困難にぶつかることもありませんでした。
というわけで、毎日仕事に追われ、仕事以外のことを考える暇もなく、その後も淡々と日々は過ぎていきました。
いや、これも仕事以外の出来事に関しては、仕事の忙しさを理由に真剣に向き合おうとしなかった、あるいは仕事で気を紛らわせてごまかしていたという方が正確かもしれません。
しかし、ついに数年前に人間関係のトラブルに見舞われることになりました。
それまで、大きな波風のほとんど立ったことのない平坦な人生を歩んでいましたが、初めて落とし穴の底に堕ちたような衝撃を受けました。
そこでようやく、自分自身がどんな人間であるのかということについて掘り下げて考えることになりました。
あまりにも自分自身というものがなく、受け身で過ごしてきてしまったことにも気づき、寂しくもなりました。
多くの人が既に青年期に向き合ってきたであろうことに、中年になってから今更気付くなんて、と情けなくもなりました。
しかし、後悔しても始まりません。
もしかしたら一生考えずに過ぎてしまう人もいるかもしれない。
それに、人生も終盤に近い老人になってから気付いて絶望するよりも、中年のうちに気付くことができてまだよかったではないか、と自分自身を納得させるために考えを転換することにしました。
トラブルのおかげで、かけがえのない良い出会いを得ることもできました。
それ以来、物事に対する見方や人生における優先順位が少し変わったような気がしています。
そして、中年からだって主体的に生きることに挑戦してみたい、と思うようになりました。
生来の性格もあるので、すぐに変化を起こすことは難しいと思います。
でも、こつこつ少しずつ、自分の望む方向に舵を切る選択をしていきたい。
そんな思いを込めて、kotsukotsu blogを始めることにしました。
人生100年だとすれば、あと50年は生きるかもしれない。
これからの50年、どんな小道を歩んでいくのか楽しみでもあります。
50年間、こつこつとこのブログに足取りを記録していきたいと思います。
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